レンタル(DVD/Blu‑ray、店舗・TVOD等)の傾向
- 一般的に店舗での 新作・準新作と旧作の貸出比率は約 2:1 と、新作の利用が圧倒的に多い傾向にあります
- 2023年時点では、旧作の1週間レンタル料金は114円。新作は1泊2日で324円と価格差も大きく、新作に対する需要が依然高めです
つまり、レンタルでは「新作重視」の流通モデルが今も主流です。
🎥 サブスク動画配信(SVOD)の状況
- 総じて、SVODサービスは 旧作中心にキーコンテンツを配信し、新作はポイント課金などで補完するモデルが主流です。
- **国内SVODの利用率は2023年に36.9%で、これは初めて「TVOD/レンタル型」「セル(販売)」を合わせたレンタル側21.1%+セル17.4%=38.5%**を僅かに下回る水準に近づいています
- 新作の提供は「都度課金(TVOD)」中心で、特定のプラットフォームではポイント制を使って最新映画も観られるようになっています
利用割合のまとめ
利用形態 | 新作 | 旧作 |
---|---|---|
レンタル(店舗/TVOD) | 約66%(2/3) | 約33%(1/3) |
SVOD(サブスク) | 都度課金で提供/全体としては少数 | 見放題配信の主体。利用割合としては圧倒的 |
✅ 要点まとめ
- レンタル利用者の多く(約2/3)が新作を利用。旧作よりも需要が高く、価格設定もそれを反映。
- サブスクは基本的に旧作中心の定額見放題。新作はポイントやレンタル課金で補完する方式が一般的。
- 利用率ではSVODがレンタルをやや上回り、主流に。ただし、旧作提供メインの構造は維持されています。
🎯 補足
- 価格差:レンタルでは旧作114円、新作324円と3倍近くの価格差。この価格差が利用行動にも反映。
- サブスク内での新作対旧作比率は、サービスによって異なるものの、全体として旧作中心なのは共通傾向です。